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九寨溝則査窪溝観光案内
   

世界遺産の九寨溝は、四川省の北部、南坪県の岷山山脈の奥深いところに位置し、総面積は約6万ヘクタールにわたる。風景区は、樹正溝、則査窪溝という3つのY字型の峡谷により構成されおり、全ての長さを合わせると60キロほどになる。手つかずの原生林の中に大小108の湖、泉、滝などが分布しており、その自然が織り成すエメラルドグリーンの世界はこれまでの中国に対するイメージとは全く異なり、カナダやスイスの景色を思い起こさせ、まさに秘境である。湖の透明度の高さは、岩に含まれるカルシウムの影響で、その鏡のように反射する湖面はこの世のものとは思えない美しさだ。地理的に、北は甘粛省、青海省に接しており、チベット族が多く住んでいるエリアだが、他にチャン族、漢族、回族なども居住している。九寨溝に行ってその魅力に圧倒されない人は誰もいないだろう。もしこの世界に“仙境”というものがあるならば、それは間違いなく九寨溝だと言う人もいる。もともと、この地にはチベット族の村が9つあったことから、九寨溝という名がつけられた。「黄山より帰りて山を見ず、九寨溝より帰りて水を見ず」という中国のことわざが物語るように、九寨溝は湖、泉、滝などの水が織り成す景色で有名である。

則査窪溝
則査窪溝は全長約17キロあります。約4000メートル級の山々に囲まれた地区になる。九寨溝のY字形に広がる観光ルートの左側に延びているエリアである。その中でも長さ8キロ、幅4.4キロの長海は九寨溝の観光ルートの中でもっとも標高が高い場所にあり、最大の湖になる。
その他の観光場所:五彩池、上季節海、下季節海